参加者からの意見
■解放運動を大阪の運動だけで見てほしくない

細田勉氏
「しゃべらせてもらいますが、すごく辛い立場なんで。大阪の運動と兵庫の運動とはまったく違いますので、大阪でこの問題が起こっているということに関して、兵庫はすごくしんどい状況に陥っているというのがあります。ほとんど事業関係は兵庫はやっていませんので、事業の中でそういう関係が生まれるといったことはほとんど少ないですね。今一般的に解放運動が語られているときに、大きな部落の話ばかりですが、大半の部落は少数点在なんですよね。うちの村は14戸なんですよ。14戸の中で運動しているわけです。その中で、大阪でのああいうようなお金がどこに動くのか、兵庫では考えられないわけです。まったく考えられない次元の話です。ある行政が教育集会所を地元につくりますよね。その運営費をたった14軒の中で賄わなければならないんです。行政から下りてこないんです。そんな所がほとんどなんですよね。その中で皆『差別が嫌だから頑張ろう』と運動して頑張っている状況の中で、ああいう問題が出てきて、『あたかも部落解放同盟という組織は色んな事業をして、どんどんどんどん私利私欲を肥やしているんだ』という話になってしまうから、物凄くしんどいです。」

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