参加者からの意見
■「お願い運動」の現実

細田勉氏
「次に『共生』ということですが、行政にいると『共生』という言葉の意味の中で、さきほど吉田先生が言われたように、在日の問題であろうか、部落の問題であろうが、上から構えて政策をしているのが実態なんですよね。『やってやっている(してあげている)』という意識があるわけです。『本来は違うよ』ということで行政の中で論争しても、確実に上下関係の中で抑えられてしまいます。それを潰すのは誰だと言ったら、やはり色んな形での自分たち自身の闘いかなあと思います。
 僕が一香間違っていると思うのは、現在の運動が『お願い運動』をしているんじゃないかなと思うときがあるんです。頭を下げてお願いをするという。なぜ差別されている人間がお願い運動をするのだということですね。差別をされたら差別をなくすために闘いをするべきであって、お願い運動ではないだろうという思いがあります。そういう形に解放同盟が動いてきて、他の運動もみんなお願い運動の方向に流れて、解放同盟がそれを引っ張っているのではないかなと思います。その反省をもう一度しなおさないといけないのではないかと思います。」

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