参加者からの意見
■日本国籍論の大衆運動化が鍵

金喜朝氏(弁護士:LAZAK/在日コリアン弁護士協会)
「課題としては運動論ですね。一つは、在日コリアン私たちは帰化された方を除くと日本国籍を持っておりません。こういった中でどうやってロビー活動をしていくのか。どうやって代議士を通して、そういう法案に賛成するように持っていくのかというような、そういう運動論が実際イメージとしてありません。それから、我々の活動をどうやって日本国籍を持っている日本人の方に納得して、いわばシンパシーを持って取り組んでもらえるのか、指紋押捺拒否の時のような大きな運動が果たして起こせるのか。ネットで2ちゃんねるなどを見ると大変な罵詈雑言が出ているような社会状況の中で、在日コリアン、これは前科のある人間もお金のない人間もすべて日本国籍を取得させるということについて、日本と日本の国民はどれだけシンパシーを持ってくれるのか。そういう運動をどうやったら組み立てられるのか。こういうところの知恵は私たち弁護士には、残念ながらあるようでないので。
 LAZAKというのは特定の団体と結びつくというのは基本的にはしておりません。民団の方とも総連の方ともお付き合いしております。ただ、先ほども申しましたように、在日コリアン弁護士協会を作るにあたって人権協会の方から非常に多大な協力援助をいただいて団体ができたという事と、日本国籍取得ということについてはまったく一緒ではないのですが、かなり協力していけるところがあるということがありますので、特に運動論の部分で是非とも色々、逆にご指導いただければと思っております。先はどの帰化の手続きの中で一つ一つ問題を明らかにしていくというのも、非常に僕らでは思いつかないユニークな実効性のあるアイデアの一つではないかなと思っております。今後ともよろしくお願いします。」

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