質疑に対する基調報告者の回答および感想
■人間を堕落させる運動とは

「皆さんどうも、色んな意見ありがとうございました。私としては、この研究会は2つ意味があると思っています。研究会という名前を使いながら、実際に色んな仲間たちに集まってもらって、これからの運動・闘いをどのようにやっていくのかについて色んな意見を出してほしかった。いわば作戦会議をしていると。ということが1つあると思います。どうも一人だけで考えても発想が狭くなりますので色んな仲間の色んな意見を間きながら、これからどうするのかという、こちら側の勝手な思いではありますけれども。
 もう1つは、ここで出された意見をまとめてもう一回勉強しなおして、できれば早く本を出したいと思っています。本を出すからには売れるものにしたいし、本屋に積まれる本にしたいし。修士論文では書けなかった、もっと露骨で、みんなが読んだら驚くような運動の中のドロドロも、面白おかしくでは無くて、問題はその個人個人が悪いというわけではなくて、学生時代にあれだけ『革命』に燃えて、私から見ても本当に尊敬していた先輩たちがここまで堕落するのかという、たとえば府運(部落解放同盟大阪府連合会)の北口君から色んな攻撃を受けて、それも行政を使って攻撃をする、ありとあらゆる事を妨害していく、ちょっとでも関わろうとする行政や企業は、片っ端から呼び出されて手厳しく怒られる。ということの中で、それを見て『おい、北口は酷いなあ。』『同じ解放運動の活動家として恥ずかしいよ。』って。『俺はお前の味方だからなぁ!』と近づいてきた学生時代の仲間が、それも(攻撃活動に)組んでいたという事がわかってですね、信じられないような話ですが。そんなことを何度も何度も繰り返しながら、ここまで運動が堕落というよりも、人問をここまで堕落させる運動とは何なのかという。解放運動…それは在日を含めて解放運動というのは、人間解放じゃないのかと。人間の理想をもっと求めるものでは無かったのかという。そんな実態もたくさんあります。そんな事も含めてきちっと書きながらですね、こんなことが起きないような運動にするために俺たちは如何にあるべきかということも提起した本を書きたいが為に、皆さん方に集まって頂いたという事が2つ目の私の理由です。」

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