参加者からの意見
■国籍取得が戦争に導入される道となることが問題の根幹

白川善純氏
 「もう一つは、アメリカでの柏木先生が言われた部分ですけどね、そういう多文化共生型運動で来ているところが、種の絶滅の話からしましても、一番問題なのは戦争だと思っているのですけどね。基本的に戦争という行為にイラクにしてもアフガンにしても、なぜアメリカという国が出されているかという問題なんです。そこが僕は国籍の問題を議論していく時に一つは、一つはというより根幹に絞らなければ駄目だと思います。要するにアメリカの星条旗の前で忠誠を誓わされるというような事は、確かに行かない権利を主張したり反戦運動もやりますけれども、結果として戦争に導入されてるという現実は変わらない。阻止はできてない。では日本はどうなのかという問題との関係があるわけですね。そういう問題からすると、僕ら日本人の側からすると、在日が生じてきた歴史というのは日本の戦争の歴史であったけれども、実は今、在日を超えて色んな外国人が日本に増えてきているという事の中でも、それ自身が『日本という国家がどういう方向に向かっているのかという事との関係において、検証しながらやっていかないと、その根本的な問題の解決にはなかなかベクトルを持てないのではないか』という懸念が生じます。その上で、吉田先生がおっしゃりましたけど、色んな意見を持っていくのは良いことだと。僕もそう思うんですよ。あまり一つのものに大きくまとまっていくというのは、良くないと思います。ただ『共生』という言葉だけにこだわっていますと、そういうものに対する人民の色んな智慧があってやっていくという行政能力を持っているわけですね、個々の町にしても村にしても。『それにも関わらず、行政というのは関与してきて、縦割りに色々と分断することによって、それができなくなってきている』という部分も含めて、そういう事とぶつかってやり抜くためには、一定のそれぞれの個別での実践ということを持ちながら、やはり全体的としてのベクトルを、その阻んでいるものに対してベクトルを一つに持っていかない限り、阻止できないというふうに僕は思っています。その辺りの感じをどのようにもっていくかだと思います。」  

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